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松山地区の天然ガス転換作業が終了します

平成21年12月21日
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 四国ガス(社長:檜垣俊二)は、現在、都市ガスの原料をこれまでの石油系ガスから天然ガスに切り替える「天然ガス転換」を進めておりますが、松山地区において転換作業が12月25日に完了し、松山市および伊予郡松前町内で都市ガスをお使いのお客さま全てが天然ガスをご利用いただけることとなりました。
 平成20年12月から約1年かけて実施してきました松山地区の転換作業は、他社からの応援者も含めて約250名が行い、転換顧客約62,000戸、調整を行なったガス機器は約147,000台に及びました。
 当社の天然ガス転換作業は、平成14年9月より今治地区を皮切りに行っており、これまで今治、香川、徳島、高知地区を終え、この度完了した松山地区と合わせて四国全体の完了率は約97%となり、現在、約266,000戸のお客さまが天然ガスをご利用いただいています。
 平成22年1月6日からは、宇和島地区の天然ガス転換が始まり、宇和島地区の転換を最後に、平成22年3月には四国全域の天然ガス転換作業が終了いたします。

 天然ガスは、石油や石炭などの他の化石燃料に比べ、地球環境保全に役立つクリーンなエネルギーであることから、国の基幹エネルギーとして位置づけられております。当社といたしましも、環境特性に優れた天然ガスの普及拡大を図ることが、低炭素社会の実現に貢献できるものと位置づけ、引き続き努力してまいります。

(参考)天然ガスのメリット

1)クリーンなエネルギーである
 
  • ●一酸化炭素(CO)を含まない
  • ●石炭や石油などの他の化石燃料と比べて二酸化炭素(CO2)や窒素酸化物(NOX)の排出量が少ない
  • ●硫黄分などの不純物は産地での液化の過程で取り除かれているので、硫黄酸化物(SOX)や、ばい塵が出ない
  • ※燃焼時におけるCO2、SOX、NOX排出量比較
  CO2 SOX NOX
天然ガス 57 0 20~37
石油 80 68 71
石炭 100 100 100
出典:「IEA:Natural Gas Prospects to 2010他」
2)安定供給が可能
   天然ガスは、原産地が世界各地に分散、また新しいガス田も次々開発されており、長期的に安定供給が見込まれており、都市ガスを長期安定供給の使命を負うライフライン企業である当社にとって、お客さまのメリットも含め最適の原料といえる。
3)ガス器具の互換性を高める
   全国で都市ガスをお使いのお客さまのほとんどが、天然ガスをはじめとする高カロリーガス(13A)を使用しており、転居時の器具調整が少なくなる。
4)新しい利用システム
   多くのメリットを持つ天然ガスに転換することによって、【1】ガスコージェネレーション(熱電併給システム)【2】燃料電池【3】天然ガス自動車などが利用でき、地球環境の保全を図りながら、経済的で快適な生活を提供できます。