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高松地区、天然ガス転換完了

平成17年4月6日
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 当社は、現在、都市ガス原料をこれまでの石油・石炭系から、二酸化炭素の排出量が少ないなど環境特性に優れた天然ガスに切り替える「天然ガス転換」を進めていますが、平成15年7月に開始しました高松地区の天然ガス転換作業は、平成17年4月6日に無事完了しました。これにより、高松市内で都市ガスをお使いのお客さますべてが天然ガスをご利用いただけることとなりました。
当社作業員が直接各ご家庭や事業所を訪問し、約1年8ヶ月かけて実施してきた転換作業は、転換顧客約65,000戸、調整機器台数は約153,000台に及びました。
引き続き、4月11日からは、坂出・丸亀地区(対象戸数:約35,000戸)の天然ガス転換に移り、香川地区すべてが完了するのは平成18年4月です。以降、徳島、高知、松山、宇和島地区を順次転換予定で、四国全域が終了するのは、平成22年の予定です。
当社は平成14年9月より、今治地区を皮切りに天然ガス転換を行なっており、高松地区と合わせ全社転換率は約30%となっております。

(参考)天然ガスのメリット
1.クリーンなエネルギーである
 
一酸化炭素(CO)を含まない
石炭や石油に比べて二酸化炭素(CO2)や窒素酸化物(NOX)の排出量が少ない
硫黄分などの不純物は産地での液化の過程で取り除かれているので、硫黄酸化物(SOX)や、ばい塵が出ない
  ※燃焼時におけるCO2、SOX、NOX排出量比較
  CO2 SOX NOX
天然ガス 57 0 20~37
石油 80 68 71
石炭 100 100 100
出典:「IEA:Natural Gas Prospects to 2010他」
2.安定供給が可能
  天然ガスは、原産地が世界各地に分散、また新しいガス田も次々開発されており、長期的に安定供給が見込まれる。ライフラインに欠かせない企業として都市ガスを長期安定供給の使命を負う当社にとって、最適の原料といえる。
3.ガス器具の互換性を高める
  全国で都市ガスをお使いのお客さまの9割以上が、天然ガスをはじめとする高カロリーガス(13A)を使用しており、転居時の器具調整が少なくなる。
4.輸送効率が高い
  天然ガス(13A)の発熱量は11,000kcal(46.04655MJ)/m3で、従来の都市ガス(7C:4,500kcal(18.837225MJ)/m3)より発熱量が2.4倍大きいため、同じ設備で2倍以上のガスを輸送できる。また、ガスの製造過程が気化させるだけであり、従来の製造設備に比べると設備の簡素化ができる。
5.新しい利用システム
  多くのメリットを持つ天然ガスに転換することによって、ガスコージェネレーション(熱電併給システム)燃料電池天然ガス自動車などが利用でき、地球環境の保全を図りながら、経済的で快適な生活を提供できます。